物を捨てるということ

去年からなるべく物を所持せず、捨てる様にしている。

これは文字通りだと、簡単なことなのだろうけど、私には非常に難しい。

なぜだろうか。

  • 思い出があるから?
  • いつか使うかもしれないから?
  • 引っ越すから?
  • 使い道を忘れたから?

一方で、物を持ちすぎている故に整理整頓ができず、物に溢れていて、何が必要なのかがわからなくなっていた。

そこで、心を決めて物を捨てる様にしてみた。

仕事がら、DXやAI関連のことをしていて、普通の人よりはIT技術は詳しいはずなのだが、 家には、ドキュメントが書類として多くあることがわかった。

仕事とプライベイトを分けるのは大事だが、もしかして私って仕事ができない人なのかもなっと思って反省してたりする。

そこでいろんなところを整理整頓、捨てたりしてるんだが、不思議と考えや心が整ってくる。 - ドキュメントも過去、こんなことしたな。 - 学生時代、先生に怒られたな。 - この資料最初はさっぱりわからなかったな。 とかいろいろと思い出が走馬灯の様に蘇ってきて捨てきれない時もあった。

ただ、捨てないと前にも進まない。 保険と同じで、いつか使うかもしれない、いつか必要になるかもしれないという怯えがあり、捨てれない。 そんな臆病な自分が出てくる。 だから、前を向くためにも捨てた。

だんだんと整理が進んでくると自分の体や生活スタイルにも目が向いてくる。 これまで自炊とか料理や運動に興味がなかったんだが、 この機会に料理や運動を始めたりしている。 少しづつ走る量を増やして、いつかは5kmのマラソンとか出たいなっとか前向きな考えが生まれてきた。

TOEICも、高得点領域になったし、きっと続ければ努力は裏切らないはず。

ただ、頑張りすぎる性格な様で、ちょっと最近疲れ気味である。

何事も、適度が大事だなっとも思ったりする。 コロナでなかなか外出ができず、人に対して不信感なども生まれて大変だけど、今は人らしく コツコツと自分のことを磨くのもありかなっと思う。

物を捨てることで、人生の余裕が生まれ、気づきが生まれ、己の価値を再確認できた。 捨てるということはえることなのかもしれない。