「QRコード」。普段私が使う時は、LINEでアドレス交換するときぐらいに使用している位で、どういうものか考えていなかった。 例えば、半導体製品だったら、マトリックスコードであったりして、それがQRコードやバーコードと何が違うのか?なども考えたことなかった。
そこで、タイトルの本を読んでみた。
なんでこの本を読もうとおもったのか?
なんとなく、QRコードを作ろうとしたのかの背景や、必要性、どのような用途で使われているのか?を学びたいと思ったため手に取ってみた。
内容
デンソーを舞台としたストーリ展開で読みやすい。
トヨタ生産方式で使用されている、アナログかんばん方式から電子かんばん方式への道のり、PCが普及していない時代での社会情勢を背景とした中での取り組みを踏まえ、どのようにQRコードを作ろうとしたのか?そして標準化、応用などの事例が書かれていて、読み入ってしまった。
個人的には、車載メーカでのアナログなかんばんからQRコードへ変換する際に汚れに耐えうるための対応(誤り補正機能)、QRコードを認識速度を上げるための対応、情報量を増やすための対応など、考えたことがない方向での説明が豊富でなるほどっとなった。
AI, ITを活用して生産性向上や効率化を考える必要がある技術者におすすめです。